姫☆組 (姫シリーズVol.1) 【完】
酔いつぶれて、龍馬と潤也は、勝手にソファに寝ていたし、賢次は相変わらず、アリを相手にカウンターで飲んでいたし、咲と大吾はさっきタクって帰ったし、りんと姫花は少し離れたテーブルで話し込んでいた
「なぁ・・なんか悪いな・・」日向が伏し目がちに言った
「なにが?」そんな日向を見もしないガク
「いや・・怒ってんの?」
「怒ってる・・・」
「やっぱり・・・」
「家に入るとき、姫花にだけは手出すなっつったよな?」
「聞いた・・・ でも、まだ手出してねぇし!!」
「まだって・・・」と呆れ顔のガク
「その事なんだけど、出るわ。お前んトコ」
「・・・・・・」
「彼女ん家に居候ってさ・・・我慢できなくなるかもしれねぇし、やっぱ、ケジメつけたいし」
「お前らしいわ・・・・」とガクは笑った
「デートとか待ち合わせとかしたいじゃん」と日向も笑った
「キモッ・・・っていうか、多分お前がウチ出るっつったら、俺が姫から悪者にされる」
「は?」
「姫はもう、お前の事に関して、何を言っても俺が悪者になる」
「なんで?」
「お前に堕ちたから・・・」
「堕ちたって・・・」
「だから、出なくていい」
「は?」
「姫に恨まれるのだけは、ゴメンだ!」
「弱ぇ~兄ちゃんだな」と日向は笑った
「なぁ・・なんか悪いな・・」日向が伏し目がちに言った
「なにが?」そんな日向を見もしないガク
「いや・・怒ってんの?」
「怒ってる・・・」
「やっぱり・・・」
「家に入るとき、姫花にだけは手出すなっつったよな?」
「聞いた・・・ でも、まだ手出してねぇし!!」
「まだって・・・」と呆れ顔のガク
「その事なんだけど、出るわ。お前んトコ」
「・・・・・・」
「彼女ん家に居候ってさ・・・我慢できなくなるかもしれねぇし、やっぱ、ケジメつけたいし」
「お前らしいわ・・・・」とガクは笑った
「デートとか待ち合わせとかしたいじゃん」と日向も笑った
「キモッ・・・っていうか、多分お前がウチ出るっつったら、俺が姫から悪者にされる」
「は?」
「姫はもう、お前の事に関して、何を言っても俺が悪者になる」
「なんで?」
「お前に堕ちたから・・・」
「堕ちたって・・・」
「だから、出なくていい」
「は?」
「姫に恨まれるのだけは、ゴメンだ!」
「弱ぇ~兄ちゃんだな」と日向は笑った