姫☆組 (姫シリーズVol.1) 【完】

年に一度の合同行事!

エリザベス学園の芸能科・普通科の年に一度の合同行事・・そう学園祭の季節がやってきた!

クラス発表が一日目、出店が二日目・・

他に部活動や気の合う有志での出店も認められている

「姫のクラスは何すんの?」今日のお昼はめずらしく、三人娘、姫花・咲・りんだった

「ウチはねぇ・・・ん~なんだっけ?」姫花は咲に話を振る

「姫ちゃん~ もう来週ですよ? しっかりしてくださいよ~」と咲は姫花をポンッと叩いた

「ごめん、ごめん・・こっちのが忙しくて、クラスの方ノータッチなんだもん」

「まぁ・・確かにそうですけど・・ うちのクラスは、初日にファッションショーで二日目は、揚げたこ焼きの店ですよ?」

「揚げたこ焼きなんて、すごいねぇ!!」とりん

「そんなことないですよ? もう出来あがってる冷凍のたこ焼きをただ、油に放り込むだけですよ? それより、りんさんのクラスは?」

「うちは、初日は、お笑いの子たちが数組いるからお笑いライブ、二日目は、写真館。潤也とか私とか・・時間で区切って、客と写真を一緒に撮るの。だから楽でいいわよ! 準備ないから・・」

「っていうか、ずるくない?」と姫花

「どこがよ?」

「なんか・・・公私混同!!!はんた~い!!」と姫花は手を挙げた

「公私混同って・・なんか使い方間違ってない? でも、仕方ないのよ?みんな仕事忙しくて準備に時間裂けないから・・」

「そうですよ! 姫ちゃん! 恥ずかしいからその手を下げてください!! 」と咲

「まっ・・仕方ないか・・こっちも咲ちゃんとヒナとで準備万端だし! 当日楽しみにしててよ?」と姫花

「・・ってヒナ? ヒナって日向さんの事?」とりんに突っ込まれ、慌てる姫花は顔が真っ赤

「ふ~ん・・そうなの・・へぇ~」とりんはニヤニヤ

最近、姫花は日向の事をヒナと呼ぶようになり、日向も姫とか姫花とか呼ぶようになっていた。
別にお互い「こう呼んで?」なんて会話があったわけでもなく、ごく自然に・・そう呼び合うようになっていた

「本当、この二人って、仲いいですよねぇ・・」と咲



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