姫☆組 (姫シリーズVol.1) 【完】
「姫? こちらのステキなレディは紹介してくれないの?」
咲はその言葉だけで真っ赤になり俯いた
「あ~ ゴメン! クラスメイトの咲ちゃん!」
「はじめまして、ここのオーナーのルーカス・コンドウです 」と咲に右手を差し出した
咲はおもむろにその手を握り
「藤田咲です・・」とだけ挨拶した
「ルーカスのパパが日本人なんだよ! だからこの顔で近藤なの! おかしいよねぇ」と姫花は笑った
そう・・ルーカスは切れ長の目に顎に少しひげを生やし、色黒でなかなかの色男だったのだ
「こんな強面が作るチョコだけど、食べて行ってね!」とルーカスは咲にウインクした
「こら~!! かわいい純情咲を誘惑するな~」と姫花はルーカスの頬をつねった
「イデデデッ・・」といいつつルーカスは笑っていた
「姫の注文分はもう出来てるから、帰りに渡すよ それで、咲ちゃんはいかがいたしますか?」
とルーカスは姫花につねられて少し赤くなった頬を撫でながら咲を見た
「えっとぉ・・・」ルーカスに見つめられて、咲は言葉に詰まった
「咲は、大吾の分だけ?」
「えと・・パパとおにいちゃんの分も・・」
「咲にお兄ちゃんなんていたんだぁ! 初耳ぃ・・ それで、甘いのとか平気なの?」
「ん~ 得意ではないけど、苦手じゃないと思う」
「OK! ちょっと待ってて!」とルーカスは一旦厨房に消え、すぐに二人の元へ戻ってきた
ルーカスはトレーに乗ったバラの形のチョコを咲に差し出した
「コレ、新作なんだ 日本のバレンタインに合わせたんだけど、ちょっと手が込みすぎて、商品化はできなかったんだけど、食べてみて!?」
ルーカスに促され、咲はそのチョコを口に運んだ
「!?」口にいれただけで、溶けてしまう・・
思わずルーカスを見た咲
「気に入ってくれた?」というルーカスに何度もうなずく咲
咲はその言葉だけで真っ赤になり俯いた
「あ~ ゴメン! クラスメイトの咲ちゃん!」
「はじめまして、ここのオーナーのルーカス・コンドウです 」と咲に右手を差し出した
咲はおもむろにその手を握り
「藤田咲です・・」とだけ挨拶した
「ルーカスのパパが日本人なんだよ! だからこの顔で近藤なの! おかしいよねぇ」と姫花は笑った
そう・・ルーカスは切れ長の目に顎に少しひげを生やし、色黒でなかなかの色男だったのだ
「こんな強面が作るチョコだけど、食べて行ってね!」とルーカスは咲にウインクした
「こら~!! かわいい純情咲を誘惑するな~」と姫花はルーカスの頬をつねった
「イデデデッ・・」といいつつルーカスは笑っていた
「姫の注文分はもう出来てるから、帰りに渡すよ それで、咲ちゃんはいかがいたしますか?」
とルーカスは姫花につねられて少し赤くなった頬を撫でながら咲を見た
「えっとぉ・・・」ルーカスに見つめられて、咲は言葉に詰まった
「咲は、大吾の分だけ?」
「えと・・パパとおにいちゃんの分も・・」
「咲にお兄ちゃんなんていたんだぁ! 初耳ぃ・・ それで、甘いのとか平気なの?」
「ん~ 得意ではないけど、苦手じゃないと思う」
「OK! ちょっと待ってて!」とルーカスは一旦厨房に消え、すぐに二人の元へ戻ってきた
ルーカスはトレーに乗ったバラの形のチョコを咲に差し出した
「コレ、新作なんだ 日本のバレンタインに合わせたんだけど、ちょっと手が込みすぎて、商品化はできなかったんだけど、食べてみて!?」
ルーカスに促され、咲はそのチョコを口に運んだ
「!?」口にいれただけで、溶けてしまう・・
思わずルーカスを見た咲
「気に入ってくれた?」というルーカスに何度もうなずく咲