姫☆組 (姫シリーズVol.1) 【完】
姫花に関しては、両親・アニキ・賢次・潤也・龍馬・大吾・りん・咲、そして一番大事な日向・・と沢山買ったものだから、かなりの金額になっていったはず・・・

「姫ちゃんは一体いくら払ったの?」

「秘密~ 」と姫花は笑った

ルーカスのハニーちゃんと大きいお札が数枚交換されていた

「え~」といいながらも咲は笑っている

「もうかなり遅くなっちゃったから、車ね?」と咲は姫花がいつの間にか呼んでいた姫花専用の車の後部座席に押し込められた

ふたりの準備は整い、バレンタイン当日を迎えることになった

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バレンタインの日は、日本中の空気が浮き足立っているように思う

女の子も男の子もどこかソワソワしているのだ

姫花はそんな空気を感じながら、学校へ向かった

今日は珍しく、日向が午前中仕事でアニキとふたりでの登校だった

その為、朝一でアニキにチョコをあげることになった・・

両親へは、宅配便で送っていたし、潤也たちの分はカバンに忍ばせてある

「じゃあな!」とガクと姫花は昇降口で別れた

その途端、女の子に囲まれるガク・・毎年の事と、それを無視し、姫花は教室へ向かった

教室に入って、まず目についたのは自分の机にあった大きなバラの花束だった

「あ~姫! やっと来たか~ 」とやっちゃんが近寄ってきた

「姫ちゃん! すごい花束だね!! 」と咲も興奮気味・・

姫花は花束を手に抱え、そこに埋まっているカードを開いた

【愛しい姫花へ

これから先も、俺の隣に・・・

心から、いつまでも、愛している

日向】

そう、日向からのバレンタインの贈り物だった

女性から男性へチョコを送る習慣は日本独自のものなので、外国暮らしが長い日向にとって、バレンタインに愛しい女性に花束とカードを送るのは当たり前の行為だった





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