姫☆組 (姫シリーズVol.1) 【完】
プロムパーティー
「ヒナのタキシード、すっごい似合ってる」
「姫こそ…なぁ…このまま二人で抜けない?」
会場の隅でイチャイチャするバカップル…
「ガクさん…あれ、いいんすか?」
とそんなふたりに冷めた視線を送るのは龍馬
「あんなん普通…家じゃあ目もあてらんねぇの」
と頭を抱えるガク
日向と姫花はガクがいようがいまいが、お構い無しなのだ
「ガクちゃん、かわいい妹をとられて寂しいの?ヨシヨシ…」
とガクの頭を撫でるのはりん
そんなことが出来ちゃうりんに驚く、潤也、龍馬、大吾、賢次の4人
「ガクさんは、りんちゃんの弟みたいですねぇ~」とひとりのほほんとしている咲
咲は、潤也たちがどれほどガクに憧れているかなんて、知らない
「りん~」いつまでも撫でるりんの手をつかむガク
「あら?機嫌直った?」と笑うりん
「ったく…それより、一曲いかがですか?」
「よろこんで♪」
とガクとりんはホール中央へ消えていった
「絵になるカップル…」と龍馬はそんなふたりの華麗なステップを見ていた
「それはそうと…この後にお楽しみがあるんだって?」
とガク達から視線を外さずに賢次が言った
「らしいな…詳しいことは聞いてねぇけど…」と潤也
「おっ!始まるね!」と龍馬は皆から壁へ視線をうつした
そう、彼らは他の生徒のように、出会いを求めてプロムに来たわけでも、ダンスをしに来たわけでもなく、今から始まるイベントを見にプロムに参加していたのだった…
「姫こそ…なぁ…このまま二人で抜けない?」
会場の隅でイチャイチャするバカップル…
「ガクさん…あれ、いいんすか?」
とそんなふたりに冷めた視線を送るのは龍馬
「あんなん普通…家じゃあ目もあてらんねぇの」
と頭を抱えるガク
日向と姫花はガクがいようがいまいが、お構い無しなのだ
「ガクちゃん、かわいい妹をとられて寂しいの?ヨシヨシ…」
とガクの頭を撫でるのはりん
そんなことが出来ちゃうりんに驚く、潤也、龍馬、大吾、賢次の4人
「ガクさんは、りんちゃんの弟みたいですねぇ~」とひとりのほほんとしている咲
咲は、潤也たちがどれほどガクに憧れているかなんて、知らない
「りん~」いつまでも撫でるりんの手をつかむガク
「あら?機嫌直った?」と笑うりん
「ったく…それより、一曲いかがですか?」
「よろこんで♪」
とガクとりんはホール中央へ消えていった
「絵になるカップル…」と龍馬はそんなふたりの華麗なステップを見ていた
「それはそうと…この後にお楽しみがあるんだって?」
とガク達から視線を外さずに賢次が言った
「らしいな…詳しいことは聞いてねぇけど…」と潤也
「おっ!始まるね!」と龍馬は皆から壁へ視線をうつした
そう、彼らは他の生徒のように、出会いを求めてプロムに来たわけでも、ダンスをしに来たわけでもなく、今から始まるイベントを見にプロムに参加していたのだった…