姫☆組 (姫シリーズVol.1) 【完】
最後のお仕事
プロムも終わり、3年生が卒業した校舎は今までより、静かだった
そんな時、理事長に呼ばれ、姫花は一人、理事長室の皮張りのソファーに座っていた
「大倉さん、一年間お疲れ様」と微笑む理事長
「あっ…いえ…」
「アナタの広報活動のお陰か、この前の入試は開校以来の志願者で、倍率は8倍だったのよ~」と終始理事長はご機嫌だ
芸能科に入学するには、芸能事務所に入っているのが、最低条件なのだが、普通科はあくまで実力
試験に合格しないと、入学は認められない
「大倉さんの広報活動も今月いっぱい…4月からは新入生のミスが仕事を引き継ぐわ… それで、この一年の活動の集大成として、写真集を作ろうと思っているのよ」
「は!?」
理事長の言葉が処理しきれていない
「この一年のあなたの生活をまとめようと思うの。歴代のミスとは比べられないほどの活躍だったからね…そこで、大倉さんの仲の良いお友達の協力もいるの」
理事長の頭の中ではすでにその写真集の構想は出来上がってるらしく…
「彼等の事務所にはもう話は通してあるから、明日の終業式の後、ここに来てくれるわね」
「は…はぁ」
一般人の自分の写真集を出す意味があるのか…疑問に思いながら姫花は、理事長室を後にした
そんな時、理事長に呼ばれ、姫花は一人、理事長室の皮張りのソファーに座っていた
「大倉さん、一年間お疲れ様」と微笑む理事長
「あっ…いえ…」
「アナタの広報活動のお陰か、この前の入試は開校以来の志願者で、倍率は8倍だったのよ~」と終始理事長はご機嫌だ
芸能科に入学するには、芸能事務所に入っているのが、最低条件なのだが、普通科はあくまで実力
試験に合格しないと、入学は認められない
「大倉さんの広報活動も今月いっぱい…4月からは新入生のミスが仕事を引き継ぐわ… それで、この一年の活動の集大成として、写真集を作ろうと思っているのよ」
「は!?」
理事長の言葉が処理しきれていない
「この一年のあなたの生活をまとめようと思うの。歴代のミスとは比べられないほどの活躍だったからね…そこで、大倉さんの仲の良いお友達の協力もいるの」
理事長の頭の中ではすでにその写真集の構想は出来上がってるらしく…
「彼等の事務所にはもう話は通してあるから、明日の終業式の後、ここに来てくれるわね」
「は…はぁ」
一般人の自分の写真集を出す意味があるのか…疑問に思いながら姫花は、理事長室を後にした