姫☆組 (姫シリーズVol.1) 【完】
姫は敵にまわすな!
大吾とふたりの秘密・・・
大吾は芸能科だから、実質、動くのは私だけ。
普通科に友達っていうか、知り合いが一人もいない私は、とりあいず、廊下をウロウロして、端から教室を覗いていった
普段、自分の席半径2mが行動範囲の私、普通科が8クラスって・・多くない?
廊下も隅っこを歩いているけど、視線が痛いし、教室をそっと覗いているつもりなのに、覗いた瞬間、その教室の中は沈黙になるし・・
将来、探偵にだけはなれそうにない・・
なんて考えていると・・・見つけちゃった!
講堂にいた男の子! 黒い髪をツンツンにセットして、細身で切れ目な奴。
身長は・・・私よりちょっと高いくらいかな?
側にいた生徒に「あのツンツンの人、名前なんていうの?」って小声で聞いてみた
「エッ!!オッ、俺っすか? アイツは石田泰彦って言う奴っす!」
「ふーん・・ その隣は?」
私は、石田泰彦の隣にいる、金髪のロンゲ君に視線を移す
「あいつは、金森瑞樹って言う奴っす!」
「ふーん・・・ で、君は?」
「え? 俺? \\\\\\ やっ山田です!!!」
「山田なに君?」
「まっ、昌宏!! 山田 昌宏っす!」
「ふーん・・ 昌君ね♪ また色々聞くかも! ありがとね♪」
私は、その場を後にした。
私が去った後に、山田昌宏くんが周りの生徒に囲まれて質問攻めにあっていたなんて、知る由もなく・・・
そう、そして、もう一人の咲ちゃん・・・
本当に、灯台下暗し・・・実は、同じ教室にいたんだよね!
いままで、どれほどクラスを見ていなかったか思い知らされたわ・・
普通の女子高生になりたい!って思ってたのに、自分から壁を作っていたのかもしれないなぁ・・なんて反省しちゃった。
大吾は芸能科だから、実質、動くのは私だけ。
普通科に友達っていうか、知り合いが一人もいない私は、とりあいず、廊下をウロウロして、端から教室を覗いていった
普段、自分の席半径2mが行動範囲の私、普通科が8クラスって・・多くない?
廊下も隅っこを歩いているけど、視線が痛いし、教室をそっと覗いているつもりなのに、覗いた瞬間、その教室の中は沈黙になるし・・
将来、探偵にだけはなれそうにない・・
なんて考えていると・・・見つけちゃった!
講堂にいた男の子! 黒い髪をツンツンにセットして、細身で切れ目な奴。
身長は・・・私よりちょっと高いくらいかな?
側にいた生徒に「あのツンツンの人、名前なんていうの?」って小声で聞いてみた
「エッ!!オッ、俺っすか? アイツは石田泰彦って言う奴っす!」
「ふーん・・ その隣は?」
私は、石田泰彦の隣にいる、金髪のロンゲ君に視線を移す
「あいつは、金森瑞樹って言う奴っす!」
「ふーん・・・ で、君は?」
「え? 俺? \\\\\\ やっ山田です!!!」
「山田なに君?」
「まっ、昌宏!! 山田 昌宏っす!」
「ふーん・・ 昌君ね♪ また色々聞くかも! ありがとね♪」
私は、その場を後にした。
私が去った後に、山田昌宏くんが周りの生徒に囲まれて質問攻めにあっていたなんて、知る由もなく・・・
そう、そして、もう一人の咲ちゃん・・・
本当に、灯台下暗し・・・実は、同じ教室にいたんだよね!
いままで、どれほどクラスを見ていなかったか思い知らされたわ・・
普通の女子高生になりたい!って思ってたのに、自分から壁を作っていたのかもしれないなぁ・・なんて反省しちゃった。