姫☆組 (姫シリーズVol.1) 【完】
あれから、1ヶ月あまり経って、季節は梅雨・・
大吾には時間の許す限り、こっちに来てもらっていた。
咲ちゃんとも仲良くなって、私がいなくても喋れるようになってきたし、そろそろかなって思っていたところ・・・
ここで、すでに私の計算式は間違っていたみたいで・・・
生理痛が酷くて、薬をきらせていた私が保健室に行って、教室に戻ってきたら、咲ちゃんが、席にいないんだ。
近くにいた子に聞くと、数名の女の子と出て行ったって・・・
咲ちゃんのところに他のクラスからお友達が来たことなんて一度もなかったから、ちょっと気になって、咲ちゃんを探すことにしたんだ。
空き教室、中庭、裏庭、どこにもいなくって、諦めかけていた時に通りかかった講堂前・・
もしかして・・って中を覗いたら・・やっぱり・・・
小さく俯く咲ちゃんと、その前で腕を組んで、すっごい怖い顔をした女の子の集団とその後ろでニタニタしてる男子数名がいたんだよね。
「ちょっと! 最近大倉さんの後つけまわして、大吾さんに近づいてるってさ~ どんだけ腹黒なわけ?」
あれ? あの子この前いたギャルじゃなかったっけ?
名前なんてったっけなぁ・・・・ 全く思い出せない!!!
「大吾さんがあんたみたいな女相手にするわけないっしょ?」
「大倉さんだって、ボランティアで一緒にいるのわかんないの?」
好き勝手いってる醜い集団・・・
もういい加減に・・って講堂に入ろうとしたとき、誰かに肩をつかまれた
振り返ると、大吾が立っていたんだよね
「あ、あんた! なんでここにいるわけ?」
なんて言う私の発言は無視
「お前は出てくんな!」とだけ言い 一人で講堂の中に入って行っちゃった!
大吾には時間の許す限り、こっちに来てもらっていた。
咲ちゃんとも仲良くなって、私がいなくても喋れるようになってきたし、そろそろかなって思っていたところ・・・
ここで、すでに私の計算式は間違っていたみたいで・・・
生理痛が酷くて、薬をきらせていた私が保健室に行って、教室に戻ってきたら、咲ちゃんが、席にいないんだ。
近くにいた子に聞くと、数名の女の子と出て行ったって・・・
咲ちゃんのところに他のクラスからお友達が来たことなんて一度もなかったから、ちょっと気になって、咲ちゃんを探すことにしたんだ。
空き教室、中庭、裏庭、どこにもいなくって、諦めかけていた時に通りかかった講堂前・・
もしかして・・って中を覗いたら・・やっぱり・・・
小さく俯く咲ちゃんと、その前で腕を組んで、すっごい怖い顔をした女の子の集団とその後ろでニタニタしてる男子数名がいたんだよね。
「ちょっと! 最近大倉さんの後つけまわして、大吾さんに近づいてるってさ~ どんだけ腹黒なわけ?」
あれ? あの子この前いたギャルじゃなかったっけ?
名前なんてったっけなぁ・・・・ 全く思い出せない!!!
「大吾さんがあんたみたいな女相手にするわけないっしょ?」
「大倉さんだって、ボランティアで一緒にいるのわかんないの?」
好き勝手いってる醜い集団・・・
もういい加減に・・って講堂に入ろうとしたとき、誰かに肩をつかまれた
振り返ると、大吾が立っていたんだよね
「あ、あんた! なんでここにいるわけ?」
なんて言う私の発言は無視
「お前は出てくんな!」とだけ言い 一人で講堂の中に入って行っちゃった!