姫☆組 (姫シリーズVol.1) 【完】
「初対面なんだけど、悪くはしないって約束するから、まかせてもらえない?」
キャサリンの真剣なまなざしにうなずく咲
「よかった・・ そういえば、自己紹介まだだったわね? 私はキャサリン! こう見えても乙女なのよ~」
「乙女・・ですか?」
「そうよ。ここはとってもピュアなのよ~」と自分の胸をポンポンと指差すキャサリン
「・・・・・」
「かわいいわね。 で?」
「え?」
「だから、お名前教えてくれないの?」
「あっ、藤田咲です! 姫ちゃんとはクラスが一緒で仲良くさせてもらってまっす!」
「まっすって・・ ガクちゃんから聞いたとおり、面白いこねぇ。 姫と同じクラスってことは、普通科なの?」
「はい!」
「姫はどう? なじんでる?」
「あっ・いや・・・」
「なわけないわよね・・ でも、よかったわ。 咲ちゃんみたいなお友達ができて♪」
咲とキャサリンは色んな話をした。
普段は人見知りをする咲もキャサリンとは、前からの知り合いのように話ができたのだから不思議だ。
「さぁ・・完成よ♪」
おしゃべりに夢中になっている間に、キャサリンの魔法の手は咲にとびっきりの魔法をかけていた
「これ・・私?」
「そうよ~ 咲ちゃんっていう宝石の原石をちょっと磨いただけ! これからもっと輝けるわよ!」
まっ黒で、重たいイメージだった髪が少しだけ明るく色づき、カットされ、ゆるくパーマがかかっていた
「メイクも簡単なコツを教えるからね!」とキャサリンは大きなメイクボックスを広げだした。
メイクが始まってからは、キャサリンの一語一句を聞き逃さないように、その手の動きを見落とさないように、咲は必死だった
まさに、咲はシンデレラだった。
大変身を遂げた咲を目の前にして、大興奮の姫花はその姿を写メに撮っていたし、キャサリンは一仕事やり遂げた満足感でタバコをふかしていた。
キャサリンの真剣なまなざしにうなずく咲
「よかった・・ そういえば、自己紹介まだだったわね? 私はキャサリン! こう見えても乙女なのよ~」
「乙女・・ですか?」
「そうよ。ここはとってもピュアなのよ~」と自分の胸をポンポンと指差すキャサリン
「・・・・・」
「かわいいわね。 で?」
「え?」
「だから、お名前教えてくれないの?」
「あっ、藤田咲です! 姫ちゃんとはクラスが一緒で仲良くさせてもらってまっす!」
「まっすって・・ ガクちゃんから聞いたとおり、面白いこねぇ。 姫と同じクラスってことは、普通科なの?」
「はい!」
「姫はどう? なじんでる?」
「あっ・いや・・・」
「なわけないわよね・・ でも、よかったわ。 咲ちゃんみたいなお友達ができて♪」
咲とキャサリンは色んな話をした。
普段は人見知りをする咲もキャサリンとは、前からの知り合いのように話ができたのだから不思議だ。
「さぁ・・完成よ♪」
おしゃべりに夢中になっている間に、キャサリンの魔法の手は咲にとびっきりの魔法をかけていた
「これ・・私?」
「そうよ~ 咲ちゃんっていう宝石の原石をちょっと磨いただけ! これからもっと輝けるわよ!」
まっ黒で、重たいイメージだった髪が少しだけ明るく色づき、カットされ、ゆるくパーマがかかっていた
「メイクも簡単なコツを教えるからね!」とキャサリンは大きなメイクボックスを広げだした。
メイクが始まってからは、キャサリンの一語一句を聞き逃さないように、その手の動きを見落とさないように、咲は必死だった
まさに、咲はシンデレラだった。
大変身を遂げた咲を目の前にして、大興奮の姫花はその姿を写メに撮っていたし、キャサリンは一仕事やり遂げた満足感でタバコをふかしていた。