姫☆組 (姫シリーズVol.1) 【完】
体育館に着いた二人を待っていたのは、笑顔のスタッフとニヤけ顔の潤也と姫花だった


「朝から、勘弁しろよな~ ああいう事は人前でするもんじゃねぇのよ?」と潤也

「何言ってんの? 大吾は確信犯よ?」と姫花

「確信犯って・・・」と大吾を見る潤也

「みんなに見せ付けたんだよねぇ・・大ちゃん♪」とニヤっと笑う姫花

「大吾くん!!!」と焦る咲

「いやぁ・・バレてた?」と全く気に留めない大吾

「お前ってそんなヤツだったっけ?」

と呆れ顔の潤也

「ん~ そうみたい」と笑う大吾

「咲ちゃんも大変ね~ 独占欲の塊みたいな男が彼氏なんて・・・」

「なんとでも言え! 咲は俺のもの! 俺は咲のものってこと学校中のバカ共に叩き込むんだ!!!」と一人気合の入る大吾とそれを聞いて顔を真っ赤にする咲

「大吾くん、よ~くわかったよ! じゃあ今日は、それぞれカップルっていう設定で撮っていこうか!」と室井監督がやってきた

「それぞれって・・私と潤也もですか!?」と目をまるくする姫花

「そうだよ? まさか、この二人の仲を裂いて大吾くんとがいいの?」と室井

「はぁ~!? そういう事じゃないんですけど?」

「ま~いいじゃねぇか? 俺は姫の彼氏なんて大歓迎だけど?」とノリノリの潤也

「じゃ、卯月~そういう事でよろしくね~」とヒラヒラと手を振り所定の位置へ下がっていく室井

そして、体育館ではバスケをしている大吾と潤也、それをみつめるふたりという設定やストレッチをしている感じなど数ショットが撮影され、再び制服に着替え、教室での授業の設定や廊下でワイワイしているかんじなど次々と撮影は進んだ。

最後は食堂でのランチタイム・・これは、まわりの雰囲気を出すために、実際のお昼休みを使っての撮影になった。


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