姫☆組 (姫シリーズVol.1) 【完】
彼等の話によると、姫花と咲がパンフ撮影でいなかった日に今日の班決めがあったらしい。

5~6人の男女混合で班になれって言われて、その場にいなかった私と咲ちゃんの班に誰が入るかってモメたらしい・・

かなり白熱してきて、見かねた担任がくじ引きを提案したらしく、その当たりくじを引いたのがこの三人衆だったらしい。

そんな説明の後に出たのがこの言葉・・・

「ね~ 記念に写真撮ろうぜ!」とカメラを取り出してきた三人衆

「「お~ いいねぇ!!」」ノリノリな三人衆

その勢いにおされ気味の姫花と咲

みんなで撮るのかと思えば、姫花と咲に挟まれるように座って、それぞれと撮った。

一体なんの撮影会かしら・・・・

そんなんで食べ終わったお皿は、結局何も手伝わずただ、御馳走になっただけの姫花が洗うと買って出たのに、手が荒れたら大変だとか訳のわからない事を言われ洗い場に立たせてももらえなかった・・・

森に背を向け、湖を見ながら結局座るしかない姫花と咲

「ね~咲ちゃん・・この人たちは朝からこうなの?」

「そう・・ 姫ちゃんが戻ってからさらに酷くなってはいるけど・・」

あの時、咲ちゃんが私を大声で呼んだのがわかる気がする・・

三人衆の中に一人ってかなりキツイかも・・

「キャ!!」

突然の悲鳴

「え?咲ちゃん!?」

隣に座っていたハズの咲ちゃんがいない・・

え? 何? え? なんで?






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