姫☆組 (姫シリーズVol.1) 【完】
夜の過ごし方♪
研修旅行とか、修学旅行とか、実際の名目はおいといて、やっぱりメインは自由時間でもある夜でしょ~ なんて、唯一の友達である咲ちゃんを大吾に拉致られ早3時間・・・
私、大倉 姫花はひとりでロッジのテラスで座っております。
はい、とってもつまらないです・・・
それでも、普段は見ることの出来ない星空にちょっと鳥肌がたっていたりして・・・。
「あれ? 大倉さんひとり?」 そんな時声を掛けてきたクラスメイトの女の子は、うなずくだけの姫花の横に来て座った
「藤田さんは?」
「彼氏と一緒」
「もしかして、あの大吾くん?」
「あの大吾って?」
「Kingのメンバーの大吾くん?」
「そうだよ?」
「わぁ・・噂って本当だったんだ! 藤田さんって最近急に女っぽくなってきたし、大倉さんとも仲いいし・・羨ましいって話してたんだ~」
隣で興奮気味に話す彼女に曖昧に返事をしながら、視線を空へと写した
「・・・てる?」
「・・・・・・」
「ねぇ! 大倉さん!」 彼女の大きい声に現実に引き戻された
「え? ごめん・・何かな?」
「もぉ! 大倉さん、私の名前知ってる?」
「・・・・・・」 知らないなんて・・言えない
「はぁ・・やっぱりかぁ・・ まぁ、いいや。 私、杉田アミ! 今日から覚えてね!」
屈託のない笑顔に思わず姫花も笑顔になった
「わかった。 もう覚えたから!」
「あははっ! 大倉さんってイメージと違うねぇ」
「そう? どんなイメージ持ってるの?」
アミちゃんの意見を聞いてみたかった
私、大倉 姫花はひとりでロッジのテラスで座っております。
はい、とってもつまらないです・・・
それでも、普段は見ることの出来ない星空にちょっと鳥肌がたっていたりして・・・。
「あれ? 大倉さんひとり?」 そんな時声を掛けてきたクラスメイトの女の子は、うなずくだけの姫花の横に来て座った
「藤田さんは?」
「彼氏と一緒」
「もしかして、あの大吾くん?」
「あの大吾って?」
「Kingのメンバーの大吾くん?」
「そうだよ?」
「わぁ・・噂って本当だったんだ! 藤田さんって最近急に女っぽくなってきたし、大倉さんとも仲いいし・・羨ましいって話してたんだ~」
隣で興奮気味に話す彼女に曖昧に返事をしながら、視線を空へと写した
「・・・てる?」
「・・・・・・」
「ねぇ! 大倉さん!」 彼女の大きい声に現実に引き戻された
「え? ごめん・・何かな?」
「もぉ! 大倉さん、私の名前知ってる?」
「・・・・・・」 知らないなんて・・言えない
「はぁ・・やっぱりかぁ・・ まぁ、いいや。 私、杉田アミ! 今日から覚えてね!」
屈託のない笑顔に思わず姫花も笑顔になった
「わかった。 もう覚えたから!」
「あははっ! 大倉さんってイメージと違うねぇ」
「そう? どんなイメージ持ってるの?」
アミちゃんの意見を聞いてみたかった