姫☆組 (姫シリーズVol.1) 【完】
きらびやかなオーラをまとった集団が堂々と普通科の廊下を歩いてくる。
教室からは悲鳴が聞こえ、騒々しい・・
久し振りかも・・・
「姫花~」と大声で叫ぶ潤也の横から飛び出す鉄砲玉・・ もとい、大吾・・
大吾は、姫花の隣に座っていた咲に飛びついた・・
「大吾く~ん・・ 苦しいぃよぉ~」咲が大吾の腕をパンパン叩く
「大~ いい加減に離したら?」と呆れ顔の姫花
その光景を唖然とみている潤也
あぁ・・・潤也は知らないのか!?
咲の紹介も兼ねて、今日は7人で食堂へ向かった
席についてすぐに 「で?」 と潤也が聞いてきた
「俺の彼女の 藤田 咲ちゃん」とニコニコ顔の大吾
「こっ・・こんにちはっす」と頭をさげる咲
潤也の迫力に押されてる・・・
「大吾に彼女って・・・ ありえねぇ!! って他のは?」
って・・彼女の前でそんな事聞くなよ・・
「虫は全部切ったのよ! 目の前で携帯折ったの」と姫花は潤也を見ることのなく言った