姫☆組 (姫シリーズVol.1) 【完】
「は? 折ったって何!?」と潤也は鳩が豆鉄砲を食らったかのような顔をした。

固まる潤也に「携帯を逆に折ってみた」とサラッと言う大吾

「へ・・へぇぇぇ・・・」若干? いやかなり引き気味の潤也

咲も含め、楽しく、仲良くお昼休みを満喫していた時、雑誌を見ていた龍馬が「エロ~ やべえ!!」と騒ぎ出した

「っていうか、姫~ お前やっぱ、いい体してんのなぁ・・」と龍馬は舐めるように姫花に視線を移す

「アホか! 見るな! 盛り過ぎじゃ!」と姫花は龍馬を叩いた

「痛って! だってよ! 見ろよ! コレ!! ったくアイドルってこういう路線の仕事こねぇんだよなぁ・・ 賢が羨ましい~」と龍馬は見ていた雑誌をテーブルにドサッと置いた

開かれた雑誌には見開きで、賢次とのボクサーパンツの広告ポスター・・ソファバージョンが載っていた

姫花はテレビや雑誌をほとんど見ないので、こうやって載っているものを見るのは初めてだったので、本当に現実として雑誌に載っているとただ、ただ恥ずかしいだけだった。

「え~ コレ姫ちゃんなの? ワイドショーとか週刊誌とかで、この美女を探せってかなり話題になってんじゃん!!」と興奮気味の咲

「俺、初めてみたかも~ 超エロ過ぎ・・っていうか賢次いいなぁ♪」と大吾はその発言の後に咲に殴られていた

それもグーで・・・

「って、男はそこしか目に入らないわけ? 姫花の顔こそ見えてないけど、この迫力わかんないの?」とりん

え? りん? 迫力って? 褒めてる? けなしてる?





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