姫☆組 (姫シリーズVol.1) 【完】
日向の登場
おも~い空気の車内は、龍馬に無理やり持たされた来週発売のKingのアルバムが流れている
無駄にアップテンポな曲が、この車内の空気にあわなすぎる・・・
会話がないからって、空気が重いからって・・・ かけなきゃ良かった・・っていまさらの後悔・・
いいや・・コレ、ココに忘れたフリして置いて帰ろう・・
車は、我が家の駐車場に滑り込み、涼しかった車内から、猛暑へ足を踏み出した
「アニキ~あんがとねぇ」 とこの空気に耐えてくれたアニキにお礼を言い、家に入った
「お邪魔しま~す」と客人三名も続いて入って来た
「着替えてくるから、リビングで待ってて!」と私はその場を逃げるように去った
着替えてくるから・・とは言ったものの、なるべく時間を稼ぎたい・・と考えた挙句、よし!シャワー浴びよう! と姫花は、ゆっくりシャワーを浴びて、化粧も落として、髪もアップにまとめて、ワンピース1枚というラフ~な格好でリビングへ戻った
ドアを開けて目に飛び込んできたのは、さっきまでの重い空気ではなく、真逆の陽気すぎるハイテンションな空間・・
その光景は・・・そう酔っ払い3人と苦笑いのアニキ・・
時計の針は午後4時・・
帰ってきてから1時間あまりで、この醜態!?
眉間にしわを寄せたまま、無言でアニキの隣に座った
「いやぁ・・・ あの空気に耐えられなくってさぁ! ビールを出したら、三人とも一気飲み? っていうか、冷蔵庫のビールほぼ飲み干しちゃって・・さっき地下からワイン持ってきたんだけど、姫ちゃんも飲む?」とペラペラ良く喋るアニキ
私のご機嫌をとるアニキ
アニキが手にしているワインは、ママのお気に入りの1本・・ いいのかよ? 開けちゃって・・ こんな酔っ払いに飲ませちゃって・・
と思いながらも、グラスについでもらう
そこにやってきた酔っ払い1号 潤也君
「姫~ 遅いよ~ 待ちくたびれちゃったぁ!」と勢い良く隣に座った
あ~くさい・・ 酒くさい・・・
無駄にアップテンポな曲が、この車内の空気にあわなすぎる・・・
会話がないからって、空気が重いからって・・・ かけなきゃ良かった・・っていまさらの後悔・・
いいや・・コレ、ココに忘れたフリして置いて帰ろう・・
車は、我が家の駐車場に滑り込み、涼しかった車内から、猛暑へ足を踏み出した
「アニキ~あんがとねぇ」 とこの空気に耐えてくれたアニキにお礼を言い、家に入った
「お邪魔しま~す」と客人三名も続いて入って来た
「着替えてくるから、リビングで待ってて!」と私はその場を逃げるように去った
着替えてくるから・・とは言ったものの、なるべく時間を稼ぎたい・・と考えた挙句、よし!シャワー浴びよう! と姫花は、ゆっくりシャワーを浴びて、化粧も落として、髪もアップにまとめて、ワンピース1枚というラフ~な格好でリビングへ戻った
ドアを開けて目に飛び込んできたのは、さっきまでの重い空気ではなく、真逆の陽気すぎるハイテンションな空間・・
その光景は・・・そう酔っ払い3人と苦笑いのアニキ・・
時計の針は午後4時・・
帰ってきてから1時間あまりで、この醜態!?
眉間にしわを寄せたまま、無言でアニキの隣に座った
「いやぁ・・・ あの空気に耐えられなくってさぁ! ビールを出したら、三人とも一気飲み? っていうか、冷蔵庫のビールほぼ飲み干しちゃって・・さっき地下からワイン持ってきたんだけど、姫ちゃんも飲む?」とペラペラ良く喋るアニキ
私のご機嫌をとるアニキ
アニキが手にしているワインは、ママのお気に入りの1本・・ いいのかよ? 開けちゃって・・ こんな酔っ払いに飲ませちゃって・・
と思いながらも、グラスについでもらう
そこにやってきた酔っ払い1号 潤也君
「姫~ 遅いよ~ 待ちくたびれちゃったぁ!」と勢い良く隣に座った
あ~くさい・・ 酒くさい・・・