姫☆組 (姫シリーズVol.1) 【完】
「やっぱ、いいわ♪ 姫花ちゃん♪ 俺と一緒に来ない?」

「どこにですか? 今夜、クラスメイトと約束があるんで、それまでなら暇ですけど?」

「あ~ う~ん・・そうきたか 」とブツブツ言いながら、日向先輩はしばらく考え込んでしまった

私は、ホットサンドを食べられてしまったので、仕方なくテーブルの上のバスケットから葡萄をとり、それを食べ始めた

昨日初めて会った、アニキの友達は何を言いたいのか、何を聞きたいのか、何を言わせたいのか・・ 全く掴めない

なんかもう会話もないので、空いたお皿をキッチンへ片付け、リビングを後にした。


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