姫☆組 (姫シリーズVol.1) 【完】
芸能科の校舎もまだ把握していないくせに、普通科の校舎なんてわかるわけがない。
それでも、手当たり次第に校舎を走り回った。
いない・・ 流石に、階段を駆け上がり、廊下を突っ走り、息があがる・・
「ハァハァ・・・」
ふと、視線を落とした・・
ん? いた・・・・
中庭だ!!
オレはさっき駆け上がったばかりの階段を勢い良く降りていく・・
ハァハァ・・息を整えながら、姫花の元へ歩いていった
「姫・・・」
まぁるくなって座っている姫花の隣にオレも座った
「なぁ・・ 姫・・ オレらがいるじゃん? オレらとじゃ、放課後ブラブラ遊んだり、カラオケ行ったりできねぇけど、スタジオ見学とかテレビ局見学とかだったらいつでもOKだぞ? 夜中に何時間も長電話とかできねぇけど、姫のスキなもんとか嫌いなもんとかならわかるぞ?オレは姫とどっかに行かなくても、こうやって、隣に座っているだけで、同じ時間を共有しているだけで、心が落ち着くよ・・それに・・」
「もういいよ・・ 潤ありがとう・・ なんか、普通科の友達っていうのにこだわりすぎてたのかも・・」
「そっか・・・」
「あ~ 泣いちゃった~ もうやだ~ 目が腫れる~」
「オイオイ・・ もう復活かよ?」
「そんなに単純じゃないけど? じゃ、行こうか?」
「行くってどこに?」
「カラオケ行くんでしょ?」
「え? でも・・・・」
「わかってるよ。 でも、行かないのも癪に障るし・・・」
「でも、あれ誰かわかるのか?」
「あれ・・ アミちゃんだと思う」
「アミって、お前をクラスに溶け込ませてくれたって女か?」
「そう」
「あんなに仲よさそうだったのに?」
「うん」
「女ってこえ~のな・・・」
それでも、手当たり次第に校舎を走り回った。
いない・・ 流石に、階段を駆け上がり、廊下を突っ走り、息があがる・・
「ハァハァ・・・」
ふと、視線を落とした・・
ん? いた・・・・
中庭だ!!
オレはさっき駆け上がったばかりの階段を勢い良く降りていく・・
ハァハァ・・息を整えながら、姫花の元へ歩いていった
「姫・・・」
まぁるくなって座っている姫花の隣にオレも座った
「なぁ・・ 姫・・ オレらがいるじゃん? オレらとじゃ、放課後ブラブラ遊んだり、カラオケ行ったりできねぇけど、スタジオ見学とかテレビ局見学とかだったらいつでもOKだぞ? 夜中に何時間も長電話とかできねぇけど、姫のスキなもんとか嫌いなもんとかならわかるぞ?オレは姫とどっかに行かなくても、こうやって、隣に座っているだけで、同じ時間を共有しているだけで、心が落ち着くよ・・それに・・」
「もういいよ・・ 潤ありがとう・・ なんか、普通科の友達っていうのにこだわりすぎてたのかも・・」
「そっか・・・」
「あ~ 泣いちゃった~ もうやだ~ 目が腫れる~」
「オイオイ・・ もう復活かよ?」
「そんなに単純じゃないけど? じゃ、行こうか?」
「行くってどこに?」
「カラオケ行くんでしょ?」
「え? でも・・・・」
「わかってるよ。 でも、行かないのも癪に障るし・・・」
「でも、あれ誰かわかるのか?」
「あれ・・ アミちゃんだと思う」
「アミって、お前をクラスに溶け込ませてくれたって女か?」
「そう」
「あんなに仲よさそうだったのに?」
「うん」
「女ってこえ~のな・・・」