禁恋ゲーム






「それは……俺たちじゃないだろ?」


「まだ気づいていないのか?」







「「お前だよ。」」





その言葉と同時に背中に壁が付く。






「何言ってるの?あたしが負ける?ありえない。何に負けるのよ。」





「「お前は愚かだ。罰を受けるのだ。」」






2人の声がだんだんと機械音のように変わっていく。






「違うっ!あたしは正しいっ!!あたしが全てなの!!ゲームが…全てなのよっ!!」







「「その考えが間違っているのだ。」」







これ以上逃げようとしても背中は壁。





そして____ふと、足元がぐらつく。






そのまま床に穴が開き……あたしはそのまま堕ちていった。








< 73 / 115 >

この作品をシェア

pagetop