《姫関!》 SS小説
女装真帆×夢夏
校舎裏 AM 11:00
ターゲット2 夢夏
「はぁ、はぁ、はぁ。ちっ!
男は俺だああぁああ!!」
違った。
「俺は男だっ!!!」
生徒会室を出て廊下を走ると、次々に男が集まってきた。
それを此処まで走って逃げてきたって訳でして。
マジで疲れたー・・・・・・・・。
「あ、あれ?女の子?」
「・・・・・・あ、」
なんと目の前にいたのは、眉を下げて日傘をさす彼女。
少し驚いたのか、いつものふわふわした空気感は無い。
「えっと、お水どうぞ…」
「ありがとう!!」
夢ちゃん!!
シー イズ ザ 天使!!
椎君が言ってたあだ名候補のドΟえもんは間違ってなかった!
「疲れていらっしゃったんですね…。よければ、御名前聞かせてもらってもよろしいですか?」
「・・・・・・山田よし子。」
全国の山田よし子さんごめんなさい!!!
「聞いた事無いですね…、今日はどうなさったのですか?」