《姫関!》 SS小説
「はい、準備はいいですか?
全部の質問に答えますか?」
香月の意味深な言葉に、私と椎と奏夛以外が元気良く返事した。
「そこの三人さんは?」
「・・・・・・・。」
「黙秘権かな」
「っ、はい!」
「・・・・・あぁ」
「・・強制じゃねぇかー。とりあえずYES」
全員の承諾を取ると。
よろしい、と言わんばかりの笑顔で香月は箱に手を突っ込んだ。
「ぇーと、全員に質問。『生徒会メンバーの誕生日を教えて下さい』ってさ。じゃあ夢夏から」
なんだ、結構普通じゃないか。
内心ほっとしながら、私は答えた。
「7月26日生まれ。」
「あ、じゃあ俺と近いわー。
俺6月26日」
「1ヶ月違いね、奏夛」