youthful days
*
坂道だらけで自然ばかり豊かで
なんにもない田舎町に住む私は
毎日自転車を走らせ
改札を抜けて電車に乗り
少しだけ都会の町の高校に行く

毎日似たような授業を受けて
毎日同じお弁当を食べて
毎日他愛もないお喋りをして

学校が終われば
だらだら学校に残ってみたり
友達と遊びに行ってみたり

地元の駅に着くころは
いつも真っ暗で

私は外灯もなく真っ暗で急な坂道を
自転車を引いて歩く



それが私の毎日だった



入学してから早くも2年近く経ったけど
私の生活は相変わらずで
お洒落なんて出来ない私は
高校生デビューは早々に諦め
地味に地味に毎日過ごしてた

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