大好きな君の。
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ー朋美視点。
憐ちゃんは私の願いを、叶えてくれるために、電話をかけてくれた。
そして、憐ちゃんの家に連れて行ってくれた。
「もうすぐ、帰ってくるよ」
憐ちゃんにお願いしたこと。
もう一度、優哉さんとちゃんと話がしたい。
そのきっかけを作って欲しい。
憐ちゃんの部屋に案内され、適当なところに腰をおろす。
10分もすれば、憐ちゃんの部屋の扉が開いた。
ドーナツ屋さんでもみた、あの顔。
「俺、ちょっとでるわ」
憐ちゃんは私たちを2人きりにしてくれるために部屋から出ていってくれた。
本当にありがとう。
「優哉さん、話があります」