茉莉花の少女
意外と見ていないようでしっかりと見ていたんだ。
「悪い。飲みなれてないからかもしれないけど」
「好みが分かれると思うよ。わたしのお兄ちゃんもこれ嫌いなの。
今までおいしいって言ってくれたのは一人だけだから」
「そうなんだ」
自分だけではなくてほっとしていた。
「本当は普通の紅茶にしろって言われたけど、飲んでほしかったの」
「どうして?」
「この花も匂いも好きだからかな」
そう言って、笑顔を浮かべていた。
「悪い。飲みなれてないからかもしれないけど」
「好みが分かれると思うよ。わたしのお兄ちゃんもこれ嫌いなの。
今までおいしいって言ってくれたのは一人だけだから」
「そうなんだ」
自分だけではなくてほっとしていた。
「本当は普通の紅茶にしろって言われたけど、飲んでほしかったの」
「どうして?」
「この花も匂いも好きだからかな」
そう言って、笑顔を浮かべていた。