茉莉花の少女
第13章 花の咲く頃
 飾るというのは世間ではみだしなみのようにされているのだろう。

 それはそれなのかもしれない。

 けれど、化粧に香水の匂いは母親を連想してしまう。

 その時点で拒否反応を覚えてしまうのだ。

 飾る人が多いから、そうでない彼女を見て、ほっとしてしまったのかもしれない。
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