茉莉花の少女
「あなたの祖父母と話し合いました。一度、話をしにきてください」

 僕が拒めば、彼女が責められるのだろう。

 彼らというか祖母はそんな人間だから。

 僕は息を吸う。

「分かりました」

 それくらいならかまわないと思い、その日時を決めた。

 その日は一週間後に決まった。
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