コンプレックス彼女‼︎

「肩に手まわさないでくれる?」


にらみながら言う。



「えー。ダメなのー?」



まゆを下げ、シュンとしながらも手を離してくれる。



女子のみなさんは悲しそうなこいつの様子に胸をうたれている。



あ〜あ。皆だまされちゃて。私はこんな演技にだまされない。こいつの本性なんて知ってるんだから!



「自分の席戻って。」



その時、バタバタと担任が教室に入ってきた。


「いや〜会議が長引いてな。すまんすまん。おら~みんな席つけー」



これでこいつも席に戻ってくれるだろう。やれやれ。



ズイッ。



顔を近づけてきた蓮実。



な、何⁈



はねる心臓。背中に汗がつたう。







「ミケ。後で図書室な?」


ドキッ///…みんなの前でみせる優しい表情なんかじゃなく、耳元で怪しく言ったんだ。





…ってドキッ///じゃない!私‼︎何ドキドキしてんだ⁉︎


とゆうか……








ミケって呼ぶなーーーーーーーー‼︎















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