コンプレックス彼女‼︎
「授業聞いてるのか⁉︎」
教科書でおもっいきり叩かれた。
誰⁈何なのよ⁈
キッッにらみながら見上げると、鬼の形相で古文の坂田が、立っていた。
うわ…これはまずい…にらんじゃった笑
「…三毛島…後で職員室に来なさい。」
え!そんな〜。
坂田の顔を見ると眉毛がぴくついている。それに頬もひきつっている。
え。おびえてる?何で?
あっっ もしかして…
私は、前に凪に言われた事を思いだした。
♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢♦︎♢
「悠奈ってさ、上目づかいヤバイね…」
「え?なになに⁈ヤバイって…?」
「…悠奈が上目づかいすると、みんなイチコロだね、ってこと」
「え?本当?なんか嬉しい!
上目づかいすると二割可愛くなるって本当なのかねー」
「あっ う、うん…」
「ちょっとやってみる!上目づかい…凪見てて!」
「え?やるの…⁈」
「行くよ〜。」
「あっ ちょっと悠奈……………ひっ………」
え?ひっ?
凪は後ろに下がっていく。
なんで?あ!わかった。クラッときてるのか!そんなに威力あるの?私の上目づかい…これなら、なんか頼む時とかあったら上目づかいしながらお願いしたら、断る人いないんじゃない?
私から三歩位離れたところで凪は話す。
「あのっ その…ゆ、悠奈?
その上目づかい………………………
怖すぎるーーーーーーーーーーーー‼︎」
「え?え!えーーーーーーーーーー‼︎」