コンプレックス彼女‼︎
はっ!またやっちゃった。
聖也の前だとどうしても素直になれない。
自分の言葉にショックを受けながらお弁当を広げる。
おっ!今日は唐揚げ入ってるー!
やったやった!それでは…
いただきま((ヒョイッ
「あーーーー!食べたなー‼︎」
なんとあろうことか⁉︎
食った!食いやがったよ。こやつ…さよなら私の唐揚げちゃん…
「うまーー」
聖也はのん気に私の唐揚げをモグモグしている。
「信じられん…」
「またミケの母さん料理の腕上げたな」
…そこ?…………まぁいいや。こんなやつ無視だ無視。
「ミケも料理ぐらいできるようになれよなー」
ムカッ!
さっき無視するって決めたけどこれにはカチンときた。
「はいはい。どーせ私は料理下手ですよーだ」
イラッとしながら答えた。
「まぁまぁ。俺が料理できるし大丈夫だって!」
大丈夫ってなによ笑 意味わからん笑
なんかもうどーでも良くなってきた。
「ミケ…早く食べ終われ」
「え?なんで?昼休みまだ時間あるよ?」