空に響く歌声……
6章 もう、戻らない。
金口太亮は、初日早々私と仲いいふりを先生にして私の隣の席になった。

国語の時間。

担任の国語教師が種田山頭火について熱く語っている。

どうやら好きなようだ。

それを聞きながらボーッとしてると横から手がちかづいてきていた。

それを払いのけ消しゴム、シャーペンなどすべてを筆箱にしまいこみ、警戒態勢に入る。

「やだなぁ。取られると思った?(ニヤ)そんなことしないよ。初日で教科書持ってないんだ。見せてよ。」

『うっ……』

隣の席になったため、断ることはできず仕方なく見せることに。

近い。

緊張する((ドキッ

ん!?なんでこんなやつにドキッとしてるのよ!

ありえない!

あんなことしたやつよ!

そんなわけないわ!
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