空に響く歌声……
8章 嫌いなはずのキミなのに。
「俺の奴隷になれ。」

『はぃ?』

ちょちょちょ、意味わかんない。

なんで?

何でそんなことしなくちゃいけないの?

たくさんの疑問が頭に浮かび言葉が出るのを邪魔する。

「いいから。逆らったらあの頃のようになるぞ。さぁどうする。」

『うっ。ま、ま、まって。例えばどんなことをするの?』

金口は、悩んだような顔をしている。

結構なしかめっ面だ。(笑)

「例えばだなぁ……今ここで俺にキスをしろ。」

『はーぃーーーっ!?!?』

いみわかんないみわかんない。

私のこと嫌いなんじゃないの!?

はいっ!?

「お前ならできるか?」

『できるわけないでしょぉぉぉがぁぁぁっ!あんた、それ分かってて言ってるでしょ。』

「大正解(ニヤ)。だって、俺はお前にできるもん。」

えっ?

『………えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!!!』
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