君と恋愛したい
☞☞近づきたい[柚菜side]
ータンタンッ
ーシュッ
あれっ…?
今日の橘くんのドリブルいつもと音が違う…。
「ちくしょっ。」
「海斗今日全然決まんねーな。」
それにいつもならほとんど入ってるシュートもはずしてる…。
やっぱり私邪魔しちゃったかな。
「柚菜ちゃん!」
「はっ、はい!?」
「今から1on1ってのやるから、どっちが先に5本決められるか数えててくれる?」
「わ、分かりました!」
ータンタンッ
ーシュッ
「っしゃー!」
先に決めたのは中瀬くん。
ーダンダンダンッ
ーキュッ
あっ…。いつものドリブルの音だ…!
「橘くんっ、頑張れっ!」
っ…。何言ってるんだ私…!!
恥ずかしいっ………。
ーシュッ
「よし!」
「……あっ…。」
シュートを決めた橘くんと目が合う。
何やってるんだろ私…。
まだ話すようになってからそんなに経ってないのに
こんなに橘くんのことでいっぱいになってる…。