君と恋愛したい
ーガラッ
「あった〜よかった〜!!」
課題は机の中にきちんと入ってた。
誰もいない春の教室ってたまに風の音がして少し怖いなぁ…。
「あれっ?」
誰もいないはずの学校の体育館の電気がついていた。
ーダンダンダンッ
誰かがバスケの練習してるのかな…?
少し覗いてみよう!!
「………」
そこには、長身で少し暗めの茶髪の顔の整った美男子がゴールに向かってボールを投げていた。
すーっと通った綺麗な鼻筋に汗が垂れていてなんだかかっこいい。
「……かっこいい…。」
思わず声に出してしまっていた。
あっ…!バレる!
「ハァハァ……。」
別に悪いことはしてないのにバレたらいけないような気がして校門まで走って逃げた。