ずっと大好きです〜永遠の愛〜
「優希…?今の子だれ…?」
「っ…鈴華…」
杏音の後を追っていたのは俺の彼女、鈴華だった。
「私達…付き合ってるんだよね…?優希…私のこと嫌いになったの…?」
「違う!違うから…鈴華のこと好きだよ…」
「じゃあ今の子はなに…?私とは一緒に帰ってくれないのに…?」
「それは…」
どう説明すればいいんだ…
「もういいよ優希…別れよう?私も優希が好き。でも私達は別れる運命だったんだよ」
鈴華からこんな言葉を言われるとは思わなかった。
「これで終わり。じゃあね優希。彼女にしてくれてありがとう…」
そう言い、走って帰ってしまった…
「俺は…最低だ…」
杏音に好かれてるわけでもないし
俺が杏音を好きってわけでもない。
でも…杏音といるのが心地良かった。
彼女がいたのに。
鈴華を傷つけた。
杏音に怖い思いをさせた。
もう誰も傷つけたくなかったのに…
辛い思いさせたくなかったのに。
ただ…杏音といたいんだ。
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