言葉にできない。
新しいココロ
①
翌朝。
何時ものように掃除をしていたら、うめがニヤリと笑いながら近づいてきた。
「ちー、愛されてるわね。」
「は?」
今朝、首筋にキスマークを見つけたため長い髪を束ねずに掃除をしていた。
見られた?と、一瞬心臓がハネる。
「もう、司ちゃんたら”
すみません、加減出来なくて失神させちゃって”
なんて言うんだもの。
あたし年甲斐もなく照れちゃったわよ。」