言葉にできない。

それは理解した。


だってそんな人と一緒に居たつもりないし。


「美華子のことがあって、ちーが不安がってることを誰よりも理解してるのは司ちゃんよ。」

それは知ってる。

「うめちゃん、あたしね、東條さんと一緒にいるとホッとするの
。お母さんのことがあって真っ先にあたしを助けてくれたのは東條さんだった。」


うめの知らない話をしよう、と決心がついた。



< 134 / 238 >

この作品をシェア

pagetop