言葉にできない。

「違うわ!何で和久井君の事考えなくっちゃいけないのよ。」

そう否定すると。


「わ〜、傷付いた〜。」


なんて泣き真似なんかし始める。
もう、またからかってるんだ。
でも待てよ、こんなシュチュエーション、アリかも。

小説のワンシーンに使おうかな。うん。


「って、また長考に入ってる。俺といる時くらい俺を見てよ。」


ニヤリ。


「いい加減にしないと箒ではきだしちゃうわよ!!」

「ハイハイ、じゃ、行ってきます。」

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