言葉にできない。

「司ちゃん…」

うめに声をかけられ振り向くと、側で心配そうに見つめるうめ。


「美華子に取り憑かれちゃってるわね、ちーは。」

「ですね。あの、うめさん。相談なんですけど。」

「なぁに?」

「一週間、ちーを貸してもらえませんか?」



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