言葉にできない。

それはまるで、これからの2人の未来のようだった。


静かに歩きながら、他愛のない会話をする。

過去のこと。
母の事。

自分の趣味のこと。

うめのこと。

本当は初めて抱かれた時から心を持って行かれていたこと。


正直に全て話した。


嬉しそうに笑う東條を、心の底から好きだと思った。



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