言葉にできない。
「・・・じゃあ誰が重いの??」
「・・・そりゃ・・・あの・・・」
「ぷっ、もうマジになんなくていいよ!
過去カノのことでしょ、ちゃんと理解してるよ。」
「・・・からかってる??」
ふふふ。
可愛いなぁ。
「じゃ、フロントにもう一泊するように言っとくかな〜」
今日の光り輝くウエディング、本当に幸せを運んでくれるのかもしれないね。
その夜は、何度も何度も抱き合った。
身体の境界がなくなっちゃったんじゃないかってくらい、ピッタリと重なり合って。
しかし、なんてタフなんだろう。
東條さんも、あたしも・・・。