言葉にできない。

「シャワー浴びてくる。」

「えー、折角その気になったのにぃ。」

「昨日散々したでしょ、もう体力ないよ。」


おバカさんはほっといて、バスルームに消える。


なんだかなぁ。


あたし、独りで生きていこうとか思ってたのにすっかり司くんに毒されてる。


毒が回ってもうどうにもできない。
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