言葉にできない。

「うめさんに聞いたんだけど、ちーのお父さんって会社の社長なんでしょ?」


「らしいね。あたし、あんまり知らないの。名前くらいかなぁ。
結構年が離れてたみたいだよ。」

そういうと、東條は小さく『あ。』という。


「ちーってさ、俺が何歳か知ってるの?」

突然の質問に、一瞬戸惑う。

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