言葉にできない。

「あたしとひとつしか違わないの?」

「いや、学年でいうと2つ。高校卒業して大学進学する時に風来荘に入居したんだ。

だから出会った時は18。ちーは3月生まれだから17になったばかりだっただろ?
俺は5月生まれだからその後少しして19になったんだよ。」

柔らかな表情の東條が、そう説明してくれるのを黙って聞く。

もっと上かと思ってたわ。


なんて本音は置いとこう。
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