言葉にできない。

「お義母さんに聞いて・・・千鳥が墓参りに向かったからと。
ずっと会うことを拒否されていたから、まさかだった。」


「さ、触らないで!!」

手を振り払いあたしは後ずさった。
とん、と東條の胸に背中が当たる。

「ちー、逃げちゃダメだ。」

そう言ってあたしの背中を押す。
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