言葉にできない。

なのに・・・妻がことごとく邪魔をして。

私を信じれなかった美華子が姿を消したんだ。


数年かけてようやく離婚して。

子供と幸せに過ごしているだろうと思っていた私の元に・・・。」



久我は唇を噛んだ。

ポロリと涙がこぼれ落ちた。


「美華子が亡くなったと連絡があった。
自ら命を絶ったと。」
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