言葉にできない。

握りしめた手は色が変わるほど力がこもっていた。


「ようやくだ。
自分の愛した女とその子供と・・・描いていた夢がイキナリ潰えた。

自分がどれだけ美華子を愛していたのか・・・彼女のあの笑顔が二度と見れないという事実に打ちのめされた。

美華子がなくなって3年が経ってからだった。


お義母さんに子供に会わせて欲しいと言うと断られた。
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