言葉にできない。
「うめさん、俺は」
「司ちゃんがいらないならいいけど。あの子ああ見えてナイスバディだからねぇ。おっぱいおっきいし。」
…おっぱいおっきいし…。
マジか。
いやいやいや、違う!
断じて俺はおっぱいが大きいから好きなんじゃない‼︎
「取られたら泣くくらい好きなのなら、司ちゃんにあげてもいいのよー?ちーは少しくらいショック与えないとダメだから。」
ショック…。
恋愛をしようとしない、千鳥ちゃん。
母親を見ていて怖くて出来ないと泣いていたのは17歳の秋。