言葉にできない。
どうしよう。
気持ちが溢れて止まらない。
「千鳥ッ!」
「あぁぁっ、いや、ダメぇ!」
仰け反る喉元に噛み付くように口付けて、所有の印を付ける。
腰を激しく動かし、彼女の身体の奥深いトコロに自分の存在を植え付ける。
まるで。
まるで自分が書いている小説みたいじゃないか。
その夜、止まることを知らない俺の欲望が望むままに千鳥ちゃんを抱き潰した。
朝。
こっそり風呂に入った俺と出くわしたうめさんは、にやり、と笑った。