言葉にできない。
「ちーちゃん、お風呂の電球交換して欲しいんだけど。」
部屋でケータイ小説を書いていたら、うめからそうお願いされて、よっこらしょ、と腰を上げる。
共同浴場は、男女別。
アパートの1階にある。
「どっち?」
「男〜。」
そう言ってうめはどこかに行ってしまう。
しょうがないなぁ、と倉庫から電球をひとつ持ってくると男性用浴場に向かう。
脚立を立てまたまたよっこいしょ、と段を上り交換を始めた時だった。