言葉にできない。

「ねぇ、千鳥さんってモヤシと付き合ってんの?」


いきなり話しかけられて身体が傾いた。


「び、びっくりした!!」


「あ、ごめ〜ん。」


その声は2階の住人、大和田しほのものだった。


「しほちゃん、モヤシって?」

「決まってんじゃん、東條だよ。あいつ、モヤシみたいじゃん。
でさ、付き合ってんの?最近良く出入りしてない?

・・・つかさ、ぶっちゃけセックスしてるっしょ?
声丸聞こえなんだよね〜。」
< 69 / 238 >

この作品をシェア

pagetop