言葉にできない。
「ねぇ、千鳥さんってモヤシと付き合ってんの?」
いきなり話しかけられて身体が傾いた。
「び、びっくりした!!」
「あ、ごめ〜ん。」
その声は2階の住人、大和田しほのものだった。
「しほちゃん、モヤシって?」
「決まってんじゃん、東條だよ。あいつ、モヤシみたいじゃん。
でさ、付き合ってんの?最近良く出入りしてない?
・・・つかさ、ぶっちゃけセックスしてるっしょ?
声丸聞こえなんだよね〜。」