言葉にできない。
そそくさと電球交換して、2階の東條の部屋に向かう。
トントン、とノックをするが、無反応。
こういう時は大概寝ているのだ。
東條は何の仕事をしているのか未だに教えてくれない。
だが、パソコンに向かって一心不乱に打ち込んでいる時は’’仕事’’なのだという。
そして、それは大概深夜に行うのだという。
・・・寝てるのね。
トントン、からドンドン、と力を込めてみる。
するとガタン、という音が部屋の中から聞こえてきた。